2023
07.14

2023年5月のプレゼンテーション

2023年5月はスタッフBがプレゼンテーションを行いました。

タイトルは「色の持つ力」です。これにした理由は、色の持つ力を訪問や生活に活用してもらいたいと思ったからです。

訪問や管理者からの言葉に対して色に興味を持ち、調べて色を活用しました。すると、利用者様から笑顔が増え、褒めてもらえることも増えました。カラーセラピーという色を利用した心理療法というものがあります。好きな色や避ける色によって、深層心理や性格が反映されるそうです。また、色はホルモンの分泌を促進・抑制する効果があります。そのため、色には精神面だけでなく、身体面にも影響があるのです。

 赤色は、活動的で正義感が強い性格です。自分の気持ちをどんどん表現できる反面、周りが見えなくなり、強引になってしまう部分があるとのことです。努力家でもありますが、頑張りすぎて疲れを感じてしまうこともあります。何かを行動できなかったときや、挫折感を持っているときに赤を避ける傾向があります。

 青色は、協調性があり、調和を大事にする性格です。人と争うことが苦手で、自分よりも他人を優先してしまう部分があります。精神的に追い詰められているときなど、苦しい心理状態にあるときは青を避ける傾向があります。

 黄色は、新しいものが好きでユーモアあふれる性格です。また、知的で上昇志向が高い人です。様々なことに挑戦するパワーがある反面、理想の実現を目指しすぎると、孤立する可能性があります。知識や学力にコンプレックスを抱いている人や、行動に移せない人は、黄色を苦手だと感じる傾向があります。

 緑色は、社会性が強く、真面目な性格です。平和主義で、人よりも自然や動物が好きです。少し依存傾向や、引きこもる傾向があるそうです。緑が気になるときは、目が疲れている場合があります。寂しいときや心配症な人、孤立感を抱えている人は緑を苦手に思う傾向があります。

 黒色は、強い精神力の持ち主で、困難を乗り越えることができる性格です。こだわりがあり、全体の調和が崩れることがあります。病気や死に対する不安など、黒の持つ負のイメージを強く受けてしまう人は、黒を苦手に思う傾向があります。

 白色は、完璧主義者で努力を惜しまない性格です。自分にも他人にも厳しくストイックな部分があり、周りに威圧感を与えてしまう部分があります。精神的なストレスにさらされていると、白を苦手になります。また、ルールに縛られることが嫌いな人も白を避けがちになります。

 紫色は、冷静な面と情熱的な面を併せ持つ性格です。不思議な魅力がありますが、人から理解されにくい部分があり、気まぐれな人とみられがちな面もあります。占いや神秘的なものを拒絶するようになると、紫の怪しさが嫌いになってくる傾向があります。また、自身の感覚的な部分が鈍ってきた場合も、紫を避けるようになります。

 ピンク色は、穏やかで優しい性格の平和主義者です。とても優しいですが、繊細で傷つきやすい一面があります。他者と比較して自分が恵まれていないと感じると、ピンクを避ける傾向があります。

 オレンジ色は、活動的で社交的、仲間を大切にする性格です。一度決めたことは貫こうとする意志が強いです。喜怒哀楽が強いため、些細なことで、心を動かされることがあります。突発的に様々なことが嫌になって投げ出したくなる時は、オレンジを嫌いになる傾向があります。

 グレーは控えめで良識があり、慎重な性格です。相手の考え役に立ちたいと考えます。慎重さから、新しいことへ幅を広げる機会が減ってしまうことがあります。平凡なものや単調なものに退屈だと感じると、グレーを嫌いになる傾向があります。

 好きな色や、苦手な色は変化していきます。トップスの色や、服装の組み合わせ、持ち物によっても心理状態が反映されます。また、心理テクニックに色を活用することで、さらに効果を高めることができます。例えば、ミラーリング効果というものがあります。相手のしぐさや話し方を真似することで、打ち解けやすくなるというものです。これに相手の好きな色や、同じ色の服を着ることで、さらに打ち解けやすくなります。他にも、感情的になっている相手に対しては、鎮静効果のある深い青色の服がいいとされています。深い青色はこちらの誠意が相手に伝わる安くなるそうです。

色には様々な力があります。服やメイクの色など、その日の自分に合った色を取り入れるようにしています。色を通して自分や利用者様の理解を深めるために、色の持つ力を活用してもらえたら嬉しいなと思います。

PS.勉強会への参加は誰でもできます。興味のある方は「問い合わせ」から、ご連絡を。皆様の参加をお待ちしております。